キャラフレ年代記/2012年

本稿においては、日付等の出典を公式メールマガジン発表に準拠しています。
原則としてユーザーイベント、ユーザー展示物等は解説しません。
また、日程については第一学園を基準としています。

2011年版は【こちら】です。

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2012年が恙なく明けて21日、いろいろと機能更新が行われました。
まず「自分のテーマ曲」の設定が可能に。
これはmuzieで販売されている楽曲を学生証に反映させる事により、
誰でもその曲を再生できるシステムです。
学生証内にボタンが追加されるので、それを押すことでいつでもどこでも
再生できます。
また、1階階段下に「乃枝琉情報局」が開設。
13年3月まで放送委員として活動していた綾小路乃枝琉さんの運営する
情報コーナーです。
NPC300_0004_04w
システム的にはメルマガ同様にイベントや更新情報などを紹介してくれますが、
こちらはSSを使用している分、より分かりやすいコーナーとして人気が
あったようです。
しかし能力値アイテム交換所実装により8月いっぱいで終了。
機能はショッピングモール掲示板などに分散されました。

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2月の機能アップデートとして、挨拶チャットでも表情変化コマンドが
使えるようになりました(笑)。
ただし、挨拶している相手にしか反映されません(悲)。
使い勝手は制限されますが、あると便利なコマンドです(ニコ)。
他、掲示板へのSS添付機能(17日)、インテリアフリマ(18日)が
追加実装されました。
またメルマガに明記はありませんが、この頃生徒数が40000人を突破したと
推測されます。

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3月のアップデートとして目立つものは、アクセス禁止機能の強化があります。
従来のアクセス禁止は「対象アバターを画面上に表示しない」というものでしたが、
新たに禁止指定リストから「会話を非表示にする」を設定することで、
対象アバターの発言全てを表示させなくすることができます。
これによって対象アバターからの干渉を完全にブロックする事ができますが、
会話の流れが不自然になり、ブロックされた事が相手に悟られる危険性もあります。

一方、期末試験は予定通り行われ、これでついに3年生への進級が可能になりました。
キャプチャ13102501
こんな具合で、まる2年間放置されていた3階東棟エリアが有効活用される日が
ついに来たのです。

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4月1日、何の脈絡もなく夏樹さんがツイッターを開始。
その第一声が
キャプチャ13102201
これでした。
ところが実際は、「何の脈絡もなく」でもなかったようです。

4月11日、ゲームセンターがオープン。
T03_071P
と言ってもミニゲームができるわけではなく、ここでは過去に
期間限定配信されたものや、完全新作のエクストラストーリーをプレイできる
「ストーリーチケット」の販売を専門に行う店舗でした。
後には季節イベント等でプレイできる「プレイチケット」も取り扱っています。

4月13日、ツイッターとの連携機能実装。
サイドバナーにツイッターログウィンドウが展開され、アカウントを連携させると、
自分のタイムラインがそのまま表示されます。
この状態で
キャラフレ内から発言すると、発信者の表示名・クラス・出席番号が
自動付加されてログに表示されます。
(13年6月のツイッター側仕様変更により連携ツイートだけとなりました)
同時に羽も何枚か手に入るボーナス機能も追加されました。
連携させていない場合、ハッシュタグ「#charafre」のついた発言だけを
自動取得します。
これにより、ツイッターをキャラフレの校内放送機能を代用するツールとして
誰でも利用できるようになり、その後の学園祭等で大いに活用される事になりました。
夏樹さんはこの後、(ツイッター発言を見る限り)主としてこうしたアプリ・機能の
バグフィックスを中心として活躍する事になります。
ツイッターを始めたのも伊達や酔狂ではなかったと言う事でしょう。

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5月に入ると、今度は筒井(前)副会長がツイッターを開始(5月2日)。
筒井副会長はもっぱら学園内でのイベントアナウンスや、生徒の呼び出しが
主な仕事となったようです。
そのためか発言数はあまり多くありません。
また前生徒会メンバーでツイッターを始めたのはこれが最後で、
五十嵐会長、茅野さん、高峰さんはツイッターアカウントを取得しませんでした。

5月19日から27日の日程で、通算4回目の文化祭となる皐月祭を開催。
今回は公式部17部、一般・特別枠29団体、計46団体が参加、
大体50団体前後がこの後の文化祭の規模となっていきました。
今回のコラボはゲーム制作会社アクワイア、姫武者カフェのフレックスコミックス、
この頃にはすっかりお馴染みになったmuzieに加え、ドイツ本拠の広告代理店
SponsorPayが出展。
SponsorPayはその後ショッピングモールに常設され、
同店経由で広告サービスや商品購入等を申し込むと、キャラフレコインのボーナスが
もらえるというリワード広告サービスを開始しました。
T03_081_001Pi(常設店舗の様子です)

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6月からは2周年記念アイテムの配布を開始。
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天使用のコスチュームです。
この図では分かりませんが、手旗の部分には「2」と書かれています。
1期生用(黄色)、2期生用(赤)、3期生用(緑)の3バージョン×男女別の
計6バージョンがありました。
この他にも短期間ですが50コインくじクーポン1枚を配布、
キャラフレもついに現金給付に踏み切りました。
また6月1日をもって図書室にあった掲示板を撤去、図書室の機能強化に着手
しましたが、実装はこのあと1年以上待たされることになります。

6月7日に奥の森が実装、久しぶりのマップ拡張です。
D10_001_001Pi

6月19日、衣装ケース発売開始。
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これはケース内にあらかじめ衣装コーディネートを登録しておく事により、
ワンクリックで着替えることができると言う便利アイテムです。
またこれ以降、アイテムをまとめて収納できるダンボール、
インテリアを収納するコンテナボックスも販売開始。
ロッカーやアイテムタブに溢れていたアイテムをすっきり収納する事が
できるようになりました(ただし寮専用の機能です)。

また6月下旬の梅雨イベントから天候変化システムが実装。
時間帯によって背景が変化し、さらに雨や雪も降るという新機能です。
これ以降天気や時間帯に左右される要素も拡張されました。
D01_010_001PiD01_010_001UVk
当初は限定された地域だけの機能でしたが、対象範囲を次第に拡張。
13年12月現在、埠頭・キャンプ場(13年夏実装)を除く学園内外全域を
対象としています。
(無人島や修学旅行先など期間限定マップは対象外です。
また当然、窓のない屋内も対象外です)

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6月下旬から7月にかけてはプール開き、七夕イベント、期末試験と
いつもどおりの夏の始まりです。
7月6日にメッセージ速度変更機能を実装。
7月13日には天使から登録した友だちに羽をプレゼントする機能を実装。
同時に今の外見を大き目のウェストアップ画像で出力するという、地味に便利な
機能も追加されました。
この他中~下旬にかけて臨海学校も開催。
今年からは沖の無人島で生物採集が可能になり、拾った生き物を自室で飼う事も
できるようになりました。

7月27日、(株)MAGES.が発売する「コープスパーティ」のコラボが突如開始。
PSPで発売されるシリーズ最新作とのコラボですが、同じ学園物とはいえ
ホラー&スプラッタで、しかも原作は(事実上)18禁というタイトルとのコラボは
かなりの衝撃でした。
もっともコラボアイテムの方は大盤振る舞いで、ログイン特典として
インテリアフィギュアがなんと19種類(コンプリート特典含む)日替わりで配布、
他にも登場キャラクターのコスチューム等が販売されました。
1207_charafre_corpseいま見てもかなりアレな絵です。
これと同時にメモリーズオフコラボアイテムも(一部)復活、再販開始。
これらのアイテムは現在でも発売されています(13年12月現在)。

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8月上旬には生徒数50000人を突破。
これを記念して8月14日から記念アイテムが全員配布されました。
その名も「五万じゅう」です。
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これを頭に乗せて歩きます。シュールとしか言いようがありません。

それはさておき、機能増強は着実に進んでいました。
8月18日にはステーションビルが完成。
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この時点ではまだ入場できませんでしたが、おそらく翔栄町随一の威容を
誇るであろう高層ビルが完成しました。
さらに町外れに河川敷を実装。
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ここを会場にした「華火」大会も行われることになりました。
また「成長するインテリア」として、朝顔の栽培セットが発売開始。
毎日世話をすることにより、最終的には花が咲き、何かのアクセサリやインテリアが
手に入ると言う機能が備わっています。
(全ての栽培インテリアがアイテムを出す訳ではありません)
途中で枯らせてしまった場合は、新しいセットで育て直しましょう。

また、8月上旬には新しいNPCが登場。
ERIKAさんです。
017ちょっとコワ目アダルトな人です。
世界的なファッションデザイナーである彼女は、若者の服飾文化を研究するため
翔栄町に引越し、時々学園にも遊びに来ています。
一方で8月いっぱいで閉鎖される乃枝琉情報局の機能を継承し、
ショッピングモール東端の木陰にある掲示板で、コスチューム、インテリア関係の
新商品の告知を担当する事になりました。
さらには翔栄町内のある人物と深い関わりがあり、翔栄町に来た本当の理由も
別にあるのですが、これはここで語られるべき内容ではありません。

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9月に入ると新規のパラメータが実装。
授業科目ごとに語学、理数、教養、芸術などのパラメータが追加されました。
同時にこのパラメータの数値と引き換えに特典アイテムを獲得できる機能も追加。
これに伴い1月から機能していた乃枝琉情報局が終了し、跡地に交換所が
設置されました。
また校内に道場棟が完成。
S01_027_011Pi
柔道、剣道のミニゲームが追加され、同時にこれで運動系のパラメータを
稼ぐ事が可能になりました。
その一方で日曜の授業が停止。よりリアルになったのか、稼ぎ効率が悪くなったのか、
意見が分かれるところです。
ただ、特進コースは相変わらず日祝関係なしの毎日授業でした。

9月8日から学級委員が活動開始。
学級委員とは「要するにボランティア(夏樹さん談)」であり、
400チケット/15日で学級委員ノートを買った生徒が自主的に参加する
デバッグ要員の事です。
何の特典も権限もありません。
IG1210_0043_01
時々生徒会役員からツイッターなどでお呼びがかかりますが、それ以外には
特に決まった定例集会などもない、かなりユルい組織です。
(13年12月から定例集会が設置されました)
言い換えれば誰でも参加可能なので、興味があれば参加し、
いつでも辞めることもできます。
もちろん仕事が発生すれば、それを完了させる責任は伴います。
ちなみに学級委員ノートがあれば、学級委員の拠点である会議室に入室でき、
学級委員ノートを「使う」ことで、会議室にワープできます。
これが一応の特典であり権限でしょう。

9月22日~30日の日程で修学旅行を開催。
今回は横浜・浅草・秋葉原周遊です。
この修学旅行から電車で移動と言う概念が導入され、参加者は
ステーションビルから電車で約20分かけて横浜へ向かいます。
D10_013_010Piやたらとサイバーな駅構内です。
マップ的にはおそらく、過去4回の修学旅行では最大のスケールでしょう。
特に秋葉原エリアの力の入れようは尋常ではないものがありました。
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秋葉原駅から約500m離れた昌平小学校横の公園まで再現されています。
また各エリア間の移動も電車で行う(約5分)と言う徹底したものでした。

ところでこの修学旅行で一つの騒ぎが持ち上がりました。
翔愛学園は言うまでもなく高等学校であり、3年生の次の進路は卒業です。
今まではまだ漠然としたものでしたが、修学旅行のミニシナリオで五十嵐会長が
「これが最後の修学旅行だから」などと言い出したことで、不安感が急速に
持ち上がりました。
つまり、この時点では卒業後の進路やシステム、卒業した生徒の取り扱いが
何一つ提示されていなかったのです。
卒業したらどうなるのか。そもそも卒業できるのか。
この不安感はその後半年に渡って当時の3年生を襲うことになります。
このころから卒業した生徒の行き先について、非常に様々な憶測が
飛び交っていた事がその証拠とも言えるでしょう。
大学ができる、アルバイト先の各店舗に就職するといった比較的真面目な物から、
卒業したらアカウント削除、卒業したらNPCとして登録される、
卒業したらアイテムもパラメータもリセットされて入学からやり直し、
果ては高校4年生が新設される等々、今考えれば荒唐無稽とも言える噂が
大真面目に取り沙汰されていたのです。

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10月6日から14日まで体育祭を開催。ありそうで今までなかったイベントです。
参加生徒を5チームに振り分け、常設、または定期開催される各競技で
スコアを獲得、チームごとの合計スコアで順位を決めると言うものでした。
またこれに併せて道場棟に弓道が設置されました。

10月20日にはシナリオコンテストで優秀賞を受賞したシナリオを使った
頼まれごとが配信。
シナリオコンテスト自体は12年6~8月にかけて一般生徒から募集されたもので、
キャラフレとしては初の試みです。

10月27日、ステーションビルにノベルシアターが開設。
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これは修学旅行で試験的に実装されたビジュアルノベルシステムを正式化したもので、
頼まれごとと同様のNPCアニメーションをクリックで読み進めていく
オリジナルストーリーです。
内容はキャラフレの世界観に縛られていないものがほとんどで、
学園有志団体等が作成したものや、外部のクリエイターが作成したものなど、
多岐にわたっています。
ちなみに、観覧無料です。チケットも取られません。

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11月23日~12月2日にかけて、通算5回目となる文化祭、翔愛祭が開催。
今回は公式部19部、同好会等23団体、計42団体が出展。
今回はは出展数は減ったものの、新規に出展枠を獲得した新興団体が非常に多く、
勢いのある文化祭となりました。
外部コラボとしてはアクワイア、muzie、MOEと言ったお馴染みに加え、
和カフェ、G-MONEYが出張所を開設、さらに(有)TABプロダクションのWEBラジオ、
「ハナマルラジオ放送局」がブースを設置、所属声優さんがトークショウ
(生チャット会)を行うなど、目新しいイベントが目立ちました。

なおハナマルラジオはその後ステーションビルに移設、13年9月の修学旅行まで
計6番組(関連番組含む)を放送しました。
現在も断続的に配信を継続、またスタジオ内でアーカイブを聞くことができます。
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11月にいろいろがんばった結果なのかどうかは分かりませんが、
12月には特にアップデートはありません。
期末試験、クリスマス、初日の出と例年通りのイベントで過ごす事になりました。
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ただこの年は、間近に迫った3年生の卒業とその進路、事実上の引退宣言をした
現生徒会とその後任など、少々波乱含みの年越しとなったようです。
実は12月15日に公開されたノベルシアターの新作が重要な伏線だったのですが、
当時それに気付いた生徒は誰もいませんでした。

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2013年版は【こちら】です。

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